KTM純正のバックプレッシャーバルブを付けたので、簡単にインプレを書きます。
KTM部品番号:60030090300 BACK-PRESSURE VALVE(以下、BPV)
以前、他のブログで似た製品(7,980円)を見つけ、興味を持っていましたが、オレンジ・カウンティの店長さんにその話をしたところ、DUKE690のモノでも良いんじゃない?とのとのコメント。しかも半額以下(3,675円)ってことで、今回、試してみました。
このパーツは、内圧コントロールバルブとも呼ばれるようで、BMWやセローをはじめ、クルマにも流用カスタムされることがあるようですが、機構上、単気筒か2気筒に対しての効果が高いようです。
取り付け位置については、エンジン近くにつけた方が、ホースのたわみの影響がなく
効果が高いようですが、ホースの取り回しを変えたくなかったため、写真2の位置にしました。
Photo1 ↑ 取り付け前
Photo2 ↑ 取り付け途中(タイラップ)
Photo3 ↑ 取り付け後
さて、ここからインプレです。
1.始動性
セルを回してる時の負担が減っている印象です。
取付前は、「キュッキュッキュッ、ドゥォーン」だったものが、
取付後は、「キュキュキュ、ドゥォーン」といった感じで、
気持ち速く、軽快になりました。
2.エンブレの軽減
軽減したと思います。
特に低回転時のエンブレは姿勢変化が伴うので、乗り心地が良くないし、疲れます。
取付後は、頭を前に持っていかれるような過度なエンブレが収まり、乗りやすくなった印象です。(それでも4気筒に比べれば強烈です。)
3.実用下限回転数の低下
ノーマルのSMTだと、走行時の最低回転数は3,000rpm程度で、(3,000rpmぴったりでも、若干ガタつく)実用的なのは3,500rpm以上、でしたが、BPV取付後は、3,000rpmが常用できるようになって、条件(平地とか下り)によっては、2,500rpmでも走れる印象です。
3.高回転時(追記)
取付後、約500kmほど走りましたが、これは、よくわかりません。
軽快になった気もしますし、気のせいかもしれません。
4.燃費(追記)
取付前は13km/L代後半でしたが、現在は14km/Lちょいです。
(取付前のデータがかなり少ないので、参考程度で)
5.注意点
・取り付け時、取り付けの向きには注意しましょう。基本的に、ブローバイガスを一方通行にさせるものなので、逆につけると、、、ヤバイです。(わかりやすい作りにはなっていますけどね)
・メンテフリーじゃありません。
クランクケースからエアクリーナーへのオイル(若干量)の通り道なので、たまに掃除する必要があります。(条件によっては、オイルが乳化して詰まってしまう可能性があるそうです。)自分も、5,000kmか年イチ程度にはメンテしたいと思います。
6.取り付け時のトラブル?
BPVにはホースクランプ×2個が付属していましたが、特殊工具(名称不明)が必要で、なおかつ再利用不可なモノでした。(写真1右下の、ホース根本のバンドと同じ)
なので一旦、タイラップ(インシュロック?)で固定してホームセンターに行き、ステンの「強力バンド×2」を購入、それで固定しました。
定期的なメンテナンスを考えると、「強力バンド×2」の方が良さそうですね。
今週末、天気が大丈夫なら200~300kmくらい走ると思うので、
残りはそこで確認してみたいと思います。
オレンジ・カウンティ幕張 スティーブです。 へ返信する コメントをキャンセル